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  1. メンテナンス

PostgreSQL14へのアップグレード手順書

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最終更新 1 か月前

作業前に必ずバックアップを実施してください。

必要なもの

  • 本手順

  • PostgreSQLアップグレードモジュール

【PostgreSQLアップグレードモジュール について】

下記「モジュールダウンロード(PostgreSQL**用)」より、アップグレード先であるPostgreSQLバージョンのモジュールをダウンロードします。

解凍して展開されたToolsフォルダを 「C:\ConMas\Tools」 に上書きしてください。

条件

  • PostgreSQL11で使用されている容量の倍以上の空き容量が必要。

    別ディスク推奨。

  • バックアップダンプを出力できる領域があること。

    出力先は外付けHDDでも可能です。

  • ConMas Serverバージョンはアップグレード先PostgreSQLのメジャーバージョンに対応したバージョン以上であること。

PostgreSQLに対応しているConMas Server のバージョンは以下の通りです。

  • PostgreSQL12 : ConMas Server 8.0.21060 以上

  • PostgreSQL13 : ConMas Server 8.0.22060 以上

  • PostgreSQL14 : ConMas Server 8.1.23040 以上

【注意】

同一サーバー上にPostgreSQL14をインストールします。 複数のPostgreSQLデータベースが存在する状態となるため、ポート番号に注意して作業を行ってください。

アップグレード手順

【手順概要】

  1. IIS停止。

  2. PostgreSQL11のサービス停止。

  3. 既存のサーバーにPostgreSQL14をインストール。

  4. PostgreSQL14のサービス停止、11のサービス開始。

  5. PostgreSQL11のバックアップダンプを取得する。

  6. PostgreSQL11のサービスを停止し、PostgreSQL14のサービスを開始。

  7. PostgreSQL14にデーターベースirepodbを生成する。

  8. PostgreSQL14のデーターベースirepodbに5.で取得したダンプをリストアする。

  9. Devertプログラムを入れ替える。

  10. アプリケーション構成ファイルの変更。

【手順】

  1. IISを停止します。 ※下記画像は WindowsServer2012R2 の例です。

  2. PostgreSQL11のサービスを停止します。

    これを実施しないと、PostgreSQL14の既定ポート番号である5432ポートが選択できません。

  3. 以下のファイルを実行し、既存のサーバーにPostgreSQL14をインストールします。 C:\ConMas\Tools\db\postgresql-14.7-2-windows-x64.exe

    インストールディレクトリを選択します。特別な理由がない限り以下とします。 C:\Program Files\PostgreSQL\14

    ここはPostgreSQL14のプログラムファイルが配置されるのみで、データーの格納場所ではありません。

    「stack Buider」以外はチェックします。

    データー格納先のディレクトリとなります。

    既存のPostgreSQLディレクトリには11版のデーターが格納されていますので、別の場所を指定します。

    なお、データの格納場所のため容量が十分な場所を指定ししてください。

    11の時と同じパスワードを指定します。

    変更した場合、アプリケーション構成ファイル内の設定を変更します。

    5432ポートを指定します。

    変更する場合はアプリケーション構成ファイル内の設定を変更します。

    「Advanced Options」にて、ローケルを「C」 に変更してください。

    ドライブの指定ではなくロケールの指定になります。

  4. PostgreSQL14のサービスを停止し、PostgreSQL11のサービスを開始します。

  5. PostgreSQL14のpg_dumpを使用して、PostgreSQL11データーベースのバックアップダンプを取得します。 以下バッチを使用します。


    chcp 65001

    SET PGPASSWORD=cimtops

    SET PGPATH=C:\Program Files\PostgreSQL\14\bin\pg_dump

    SET DUMPPATH=D:\db\temp\irepodb.dump

    SET LOGPATH=D:\db\temp\dump.log

    SET PORT=5432 "%PGPATH%" -Fc -Z5 -c -h localhost -p %PORT% -U postgres -d irepodb -f %DUMPPATH% > %LOGPATH% echo errorlevel=%ERRORLEVEL% >> %LOGPATH%


    環境変数
    設定値

    PGPASSWORD

    PostgreSQL11のパスワード

    PGPATH

    "PostgreSQL14"pg_dump.exeのフルパス。

    DUMPPATH

    ダンプファイルを出力するフルパス

    LOGPATH

    実行ログを出力する場所をフルパスで入力

    PORT

    PostgreSQL11のポート番号(既定では5432)

    バッチを実行します。 ログ内容がErrorLevel=0であれば成功です。

  6. PostgreSQL11のサービスを停止し、PostgreSQL14のサービスを開始します。

  7. PostgreSQL14データーベース生成します。 以下バッチを使用します。

    1.createdb.batファイルをご利用ください。


    chcp 65001

    SET PGPASSWORD=cimtops

    SET NEWDATABASE=irepodb

    SET PGPATH=C:\Program Files\PostgreSQL\14\bin\createdb

    SET LOGPATH=C:\xxxxx\1.createdb.log

    SET PORT=5432

    "%PGPATH%" -h localhost -p %PORT% -U postgres %NEWDATABASE% 2> %LOGPATH%

    echo CreateDb ErrorLevel=%ERRORLEVEL% >> %LOGPATH%


    環境変数
    設定値

    PGPASSWORD

    PostgreSQL14のパスワード

    NEWDATABASE

    irepodb

    PGPATH

    createdb.exeのフルパス。 ※Fig.2-2で設定したパスの先にあります。変更していない場合はそのまま

    LOGPATH

    実行ログを出力する場所をフルパスで入力

    PORT

    PostgreSQL14のポート番号

    バッチを実行します。 実行するとLOGPATHで設定したファイルができるのでメモ帳で成否を確認します。 ログ内容がErrorLevel=0であれば成功です。

  8. PostgreSQL14データーベースへのリストアを行います。 以下内容でバッチファイルを作成し、環境変数を環境に合わせて変更します。


    chcp 65001

    SET PGPASSWORD=cimtops

    SET PGPATH=C:\Program Files\PostgreSQL\14\bin\pg_restore

    SET DUMPPATH=C:\xxxxx\irepodb.dump

    SET LOGPATH=C:\xxxxx\dump.log

    SET PORT=5432

    "%PGPATH%" -h localhost -U postgres -p %port% -d irepodb %DUMPPATH% > %LOGPATH% 2>&1

    echo Restore ErrorLevel=%ERRORLEVEL% >> %LOGPATH%


    環境変数
    設定値

    PGPASSWORD

    PostgreSQL14のパスワード

    PGPATH

    "PostgreSQL14"pg_restore.exeのフルパス。

    DUMPPATH

    リストアするダンプファイルのフルパス

    LOGPATH

    実行ログを出力する場所をフルパスで入力

    PORT

    PostgreSQL14のポート番号

    バッチを実行します。 実行するとLOGPATHで設定したファイルができるのでメモ帳で成否を確認します。 ログ内容がErrorLevel=0であれば成功です。

    ログの一番下にあります。

  9. 以下のファイルを実行し、dotConnectをインストールします。 事前に、以前のバージョンのものをアンインストールします。C:\ConMas\Tools\ap\dcpostgresqlfree7.24.2066.exe

    SampleとHelpはチェックを外しても構いません。

  10. アプリケーション構成ファイルの変更を行います。

    PostgreSQL14のポート番号を5432以外に変更した場合のみ実施します。

    ConMasAPI,ConMasManager,ConMasWebのweb.configを修正します。

    Port番号をPostgreSQL14の番号に切り替えます。

【補足】

上記すべての作業を実施することで、PostgreSQL14アップグレードは完了です。

なお、過去のPostgreSQL11のプログラム、データーはそのまま残ります。 破棄する場合は、以下手順を実施してください。

1.プログラムと機能より、PostgreSQL11をアンインストール 2.PostgreSQL11を利用していたデーター格納ディレクトリを削除

※PostgreSQL14で動作確認、データー確認したのち、実施してください。

モジュールダウンロード(PostgreSQL11用)
モジュールダウンロード(PostgreSQL12用)
モジュールダウンロード(PostgreSQL13用)
モジュールダウンロード(PostgreSQL14用)
モジュールダウンロード(PostgreSQL16用)