ConMas Server インストール手順書

事前準備

インストールイメージ[i-ReporterXXXXX?.?.????.zip]を解凍後、以下のように内容を配置してください。

本書ではC:\直下に配置した場合を想定して説明します。 配置フォルダーを変更した場合は、以降の設定はパスを合わせるように設定してください。

《フォルダー構成例》
C:\
└─ConMas
  ├─ConMasManager    ConMasManagerアプリケーションフォルダー
  ├─ConMasWeb        ConMasWebアプリケーションフォルダー
  ├─postgreSQL       データーベース格納先 ※変更可
  ├─SettingFiles     アプリケーションログファイル格納先
  └─Tools            インストールに必要なツールを格納
   ├─ap              APサーバーインストールに必要なツールを格納
   └─db              DBサーバーインストールに必要なツールを格納

データベースサーバーの構築

使用ファイルの確認

データーベースサーバー構築に使用するファイルは以下の4つです。

・C:\ConMas\Tools\db\postgresql-[PostgreSQLバージョン]-windows-x64.exe

・C:\ConMas\Tools\db\1.createdb.bat

・C:\ConMas\Tools\db\2.restore.bat

・C:\ConMas\Tools\db\irepodbBase.dump

PostgreSQL インストール

以下のファイルを実行し、インストールします。

C:\ConMas\Tools\db\postgresql-[PostgreSQLバージョン]-windows-x64.exe

Installation Dierctory

インストールディレクトリを選択します。 特別な理由がない限り以下とします。

PostgreSQL13の場合:C:\Program Files\PostgreSQL\13

PostgreSQL14の場合:C:\Program Files\PostgreSQL\14

PostgreSQL16の場合:C:\Program Files\PostgreSQL\16

Select Components

「Stack Buider」以外はチェックします。

Data Directory

データー格納先のディレクトリとなります。

[ConMasフォルダー]\PostgreSQLに変更してください。

【例】 C:\ConMas\postgreSQL

Password

原則として「cimtops」としてください。

社内規定等により変更する場合は、 以降、 [データベース作成] [初期データーの作成] [アプリケーション設定] の手順の中で、 各ファイルのパスワード記述部分を変更値に修正してください。

Port

原則として「5432」としてください。

Advanced Options

Cに変更してください。

Installing

インストールが開始されます。

データベース作成

初期データーベースを作成します。

以下のバッチファイルをメモ帳で開き、環境変数を環境に合わせて変更します。

C:\ConMas\Tools\db\1.createdb.bat

chcp 65001
SET PGPASSWORD=cimtops
SET NEWDATABASE=irepodb
SET PGPATH=C:\Program Files\PostgreSQL\[PostgreSQLバージョン]\bin\createdb
SET LOGPATH=C:\ConMas\Tools\db\1.createdb.log

"%PGPATH%" -h localhost -p 5432 -U postgres %NEWDATABASE% 2> %LOGPATH%
echo CreateDb ErrorLevel=%ERRORLEVEL% >> %LOGPATH%
環境変数
設定値

PGPASSWORD

設定したDBのパスワード  ※変更した場合、適宜指定して下さい。

NEWDATABASE

「irepodb」固定

PGPATH

createdb.exeのフルパス   postgreSQLのインストールディレクトリ配下になります。  ※インストールディレクトリを変更した場合、適宜指定して下さい。

LOGPATH

実行ログ出力先をフルパスで入力

バッチを実行します。

実行するとLOGPATHで設定したファイルができるのでメモ帳で開き成否を確認します。

ログ内容が「ErrorLevel=0」であれば成功です。

初期データの作成

初期データベースを作成します。

以下のバッチファイルをメモ帳で開き、環境変数を環境に合わせて変更します。

C:\ConMas\Tools\db\2.restore.bat

chcp 65001
SET PGPASSWORD=cimtops
SET NEWDATABASE=irepodb
SET RESTOREDUMP=C:\ConMas\Tools\db\irepodbBase.dump
SET PGPATH=C:\Program Files\PostgreSQL\[PostgreSQLバージョン]\bin\psql
SET LOGPATH=C:\ConMas\Tools\db\2.restore.log

"%PGPATH%" -h localhost -p 5432 -U postgres -d %NEWDATABASE% -f %RESTOREDUMP% 2> %LOGPATH%
echo Restore ErrorLevel=%ERRORLEVEL% >> %LOGPATH%
環境変数
設定値

PGPASSWORD

設定したDBのパスワード  ※変更した場合、適宜指定して下さい。

NEWDATABASE

「irepodb」固定

RESTOREDUMP

irepodbBase.dumpのパス  インストーラー配下になります。  ※インストーラー配置フォルダーを変更した場合、適宜指定して下さい。

PGPATH

psql.exeのフルパス   postgreSQLのインストールディレクトリ配下になります。  ※インストールディレクトリを変更した場合、適宜指定して下さい。

LOGPATH

実行ログ出力先をフルパスで入力

バッチを実行します。

実行するとLOGPATHで設定したファイルができるのでメモ帳で開き成否を確認します。

ログ内容が「ErrorLevel=0」であれば成功です。(ログの最終行にあります。)

APサーバー(別ホスト)からの接続設定

PostgreSQL は標準では、自ホストからの接続しかできません。 別ホストから接続できるようにするには次のファイルを変更します。

pg_hba.conf

このファイルは、ConMas i-Reporter を手順書通りにインストールした場合、データー格納ディレクトリ(C:\ConMas\postgreSQL)にあります。

PostgreSQL に接続するホストを制限します。 1行1レコードの書式で設定を記述してください。

【例】
# IPv4 local connections:
host    all             all             127.0.0.1/32            scram-sha-256
host    all             all             192.168.0.1/32           scram-sha-256
host    all             all             192.168.0.2/32             scram-sha-256

変更が終了したら、PostgreSQL を再起動することで設定が有効になります。

ファイアウォールがある場合は、ポート開放(TCP および UDP)を行ってください。

【参考】 ※外部サイト

アプリケーションサーバーの構築

Windows Update

Internet Infomation Service(IIS)インストール

Windows Server 2019

サーバーの役割にWebアプリケーションサーバーを追加します。

サーバーマネージャー

「サーバーマネージャー」を開き、「②役割と機能の追加」をクリック。

開始する前に

「次へ」をクリック。

インストールの種類

「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択し、「次へ」をクリック。

対象サーバーの選択

「次へ」をクリック。

サーバーの役割の選択

「Web Server(IIS)」をクリック。

小ウインドウが出てくるので、「機能の追加」をクリック。

「Web Server(IIS)」にチェックが入っていることを確認し「次へ」をクリック。

機能の選択

「.NET Framework 4.7 Features」 > 「ASP.NET4.7」 にチェックを入れる。

「.NET Framework 4.7 Features」 > 「ASP.NET4.7」 にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリック。

webサーバーの役割(IIS)

「次へ」をクリック。

役割サービスの選択

「Application Development」 > 「.NET Extensibility 4.7」 > 「ASP.NET 4.7」にチェックを入れる。

小ウインドウが出てきた場合、「機能の追加」をクリック。

「Application Development」 > 「.NET Extensibility 4.7」 > 「ASP.NET 4.7」 にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリック。

インストール オプションの確認

「インストール」をクリック。

結果

インストールが開始します。 インストールが完了したら「閉じる」をクリック。

Windows Server 2022

サーバーの役割にWebアプリケーションサーバーを追加します。

サーバーマネージャー

「サーバーマネージャー」を開き、「②役割と機能の追加」をクリック。

開始する前に

「次へ」をクリック。

インストールの種類の選択

「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択し、「次へ」をクリック。

サーバーの選択

「次へ」をクリック。

サーバーの役割の選択

「Web Server(IIS)」をクリック。

小ウインドウが出てくるので、「機能の追加」をクリック。

「Web Server(IIS)」にチェックが入っていることを確認し「次へ」をクリック。

機能の選択

「.NET Framework 4.8 Features」 > 「ASP.NET4.8」 にチェックを入れる。

「.NET Framework 4.8 Features」 > 「ASP.NET4.8」 にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリック。

webサーバーの役割(IIS)

「次へ」をクリック。

役割サービスの選択

「Application Development」 > 「.NET Extensibility 4.8」 > 「ASP.NET 4.8」にチェックを入れる。

小ウインドウが出てきた場合、「機能の追加」をクリック。

「Application Development」 > 「.NET Extensibility 4.8」 > 「ASP.NET 4.8」 にチェックが入っていることを確認し、「次へ」をクリック。

確認

「インストール」をクリック。

結果

インストールが開始します。 インストールが完了したら「閉じる」をクリック。

dotConnect インストール

以下のファイルを実行し、インストールします。

C:\ConMas\Tools\ap\dcpostgresqlfree7.24.2066.exe

「Next >」をクリック。

「Next >」をクリック。

「Next >」をクリック。

「Next >」をクリック。

※SampleとHelp filesは チェックを外しても構いません。

「Next >」をクリック。

「Next >」をクリック。

「Install」をクリック。

「Finish」をクリック。

アプリケーション設定

アプリケーションの設定ファイル

アプリケーションの設定ファイルは以下2ファイルになります。 インストールドライブ、配置フォルダを変更した場合や、データベースパスワードを変更した場合、設定ファイルの変更が必要になります。

・ConMasManager

C:\ConMas\ConMasManager\Web.config

・ConMasWeb

C:\ConMas\ConMasWeb\Web.config

インストールドライブ、配置フォルダを変更した場合

上記2ファイルの内容を変更してください。

【変更内容】

C:/ConMas/...
(変更)⇒ <インストールドライブ>:/配置フォルダ/...

C:\\ConMas\...
(変更)⇒ <インストールドライブ>:\\配置フォルダ\...

※ファイル中の全ての記述の置換えが必要になります。

【例 Cドライブ→Dドライブに変更】

C:/ConMas/SettingFiles/xml/
(変更)⇒ D:/ConMas/SettingFiles/xml/

C:\\ConMas\\SettingFiles\\logs\\Standard
(変更)⇒ D:\\ConMas\\SettingFiles\\logs\\Standard

データベースパスワードを変更した場合

上記2ファイルの内容を変更してください。

<add name="db" connectionString="User
Id=postgres;Password=cimtops;Host=localhost;Database=irepodb;Unicode=True;"/>
(変更)⇒ <add name="db" connectionString="User
Id=postgres;Password=[変更したパスワード];Host=localhost;Database=irepodb;Unicode=True;"/>

IIS設定

Windows Server 2019

IISへのアプリケーション登録

windowsメニューから「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」を開きます。

[サーバー名] > 「サイト」 > 「Default Web Site」を右クリックしてメニューを表示させ、「アプリケーションの追加」をクリック。

以下情報を設定し、「OK」をクリック。

エイリアス:ConMasManager
アプリケーションプール:.NET v4.5
物理パス:C:\ConMas\ConMasManager

以下情報を設定し、「OK」をクリック。

エイリアス:ConMasWeb
アプリケーションプール:.NET v4.5
物理パス:C:\ConMas\ConMasWeb

フォルダーのセキュリティ設定

C:\ConMas\SettingFilesフォルダを右クリックしてプロパティを表示し、セキュリティタブ→編集をクリックします。

追加をクリックしてユーザー または グループ の選択画面を表示します。 場所にローカルサーバー(ConMasインストールサーバー)が表示されていることを確認し、詳細設定をクリック。

検索をクリックすると、検索結果にユーザー一覧が表示されますので、 この中から「IIS_IUSRS」を選択しダブルクリックします。

SettingFilesのアクセス許可画面上にIIS_IUSRSが表示されますので、 フルコントロールを設定してOKをクリックします。

Windows Server 2022

IISへのアプリケーション登録

windowsメニューから「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」を開きます。

[サーバー名] > 「サイト」 > 「Default Web Site」を右クリックしてメニューを表示させ、「アプリケーションの追加」をクリック。

以下情報を設定し、「OK」をクリック。

エイリアス:ConMasManager
アプリケーションプール:.NET v4.5
物理パス:C:\ConMas\ConMasManager

以下情報を設定し、「OK」をクリック。

エイリアス:ConMasWeb
アプリケーションプール:.NET v4.5
物理パス:C:\ConMas\ConMasWeb

フォルダーのセキュリティ設定

C:\ConMas\SettingFilesフォルダを右クリックしてプロパティを表示し、セキュリティタブ→編集をクリックします。

追加をクリックしてユーザー または グループ の選択画面を表示します。 場所にローカルサーバー(ConMasインストールサーバー)が表示されていることを確認し、詳細設定をクリック。

検索をクリックすると、検索結果にユーザー一覧が表示されますので、 この中から「IIS_IUSRS」を選択しダブルクリックします。

SettingFilesのアクセス許可画面上にIIS_IUSRSが表示されますので、 フルコントロールを設定してOKをクリックします。

ConMasManagerへの初回ログイン

ConMasManagerにログインできることを確認

Webブラウザーを起動し、「ConMas Manager」に接続します。 ConMas Managerにログインできることを確認してください。

手順通りにインストールした場合は、ConMas ManagerのURLは下記になります。

http://(サーバーのIPアドレス)/ConMasManager/

最終更新