バインダー機能の概要

バインダー機能とは

バインダー機能は、i-Reporterアプリで別々のタイミングで編集作成された複数の帳票の入力結果を元に、一つの別の新しい帳票をConMasServerで自動で作成する機能です。 これらの、i-Reporterアプリで編集作成された複数の帳票と、そこから作成された一つの別の新しい帳票は、バインダーと呼ばれる括りでまとめて管理されます。

バインダー機能の利用例

バインダー機能を利用すると以下のような業務が自動化できます。

  • N:1の場合 複数人が別々に行った点検業務の帳票から、それらの内容を統合した1つの別のお客様向けの点検結果報告の帳票を自動で作成する。

  • 日報→週報の場合 毎日作成される作業日報の帳票から、それらの内容を集計した1つの別の作業週報の帳票を自動で作成する。

  • 日報→月報の場合 毎日作成される作業日報の帳票から、それらの内容を集計した1つの別の作業月報の帳票を自動で作成する。

バインダーの種類:バインダータイプ

バインダーには、その作成のパターンから以下の2つの種類があります。 これらの種類をバインダータイプといい、以下の名称で呼びます。

  • N:1 複数の異なる種類の帳票 →1つの別の新しい帳票を作成

  • 日報→週報 複数の同じ種類の日報帳票→1つの別の新しい週報帳票を作成

  • 日報→月報 複数の同じ種類の日報帳票→1つの別の新しい月報帳票を作成

N:1の概念図

複数の異なる種類の帳票から、1つの新しい帳票を作成します。 複数の帳票定義と、ひとつの帳票定義の組み合わせです。

日報→週報・日報→月報 の概念図

「日報→週報・日報→月報」は、週報、月報を作成するための専用機能です。 同じ種類の複数の帳票から、1つの新しい帳票を作成します。

注意点

シートコピーで追加されたシートのクラスター値はバインドされません。

バインダー機能では、作成元となる帳票定義(前述「概念図」の帳票定義A~帳票定義Dに当たる帳票定義)の各クラスタ―値を、作成先となる帳票定義(前述「概念図」の帳票定義X)のどのクラスターに出力するのかを、事前に設定しておきます。(これを「マッピング設定」と呼びます。) そのマッピング設定に基づいて、作成元入力帳票のクラスター値を作成先入力帳票にまとめる(バインドする)仕組みです。 そのため、作成元入力帳票上でシートコピーによって新たに追加されたシートについては、マッピング設定がされていないためバインド対象となりません。

動画マニュアル

バインダー機能(N:1)の 動画マニュアル をご用意しています。

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