カスタムマスターの構成

カスタムマスターの構成

カスタムマスターは、マスターの基本情報とフィールドからなるレコード情報で構成されます。

設定項目
内容

カスタムマスターID

カスタムマスターを一意で識別するIDです。内部情報のため変更できません。

カスタムマスター名称

カスタムマスター名称です。iPadではこの名称が表示されます。

カスタムマスターキー

カスタムマスターを一意で識別できるキーです。

カスタムマスターIDは内部値で指定できませんが、こちらは任意の値を設定できます。

一意キーのため、別のマスターと重複出来ません。

タブレット保存可否

iPad上にこのカスタムマスターを「保存する」「保存しない」を選択します。

•「保存する」と設定した場合 そのカスタムマスターは自動でiPadへダウンロードされ、常に最新に更新されます。 ※自動同期が有効の場合のみ。

•「保存しない」と設定した場合 常にサーバー上のカスタムマスターを参照します。オフライン状態の場合は参照できません。

手動ダウンロード

手動ダウンロードにすると、自動でダウンロードされなくなります。

タブレット保持期間

手動ダウンロードに設定されたカスタムマスターの場合のみ設定出来ます。

iPadに手動でダウンロードした時点から設定した時間を経過すると、そのカスタムマスターはiPadから削除されます。

有効期限

カスタムマスターの有効期限を設定します。

有効期限を過ぎると、iPadから削除され利用できなくなります。

レコード数

カスタムマスター内の総レコード数を表示します。

更新日時

カスタムマスターの最終更新日時を表示します。

カスタムマスターのタブレット保存可否設定

タブレット保存可否が「する」の場合

iPadに対象のカスタムマスターが保存されている場合のみ、カスタムマスターを利用できます。 サーバーと通信できる環境であれば、いつでも同期可能です。 iPadに保存されているカスタムマスターを参照します。

タブレット保存可否が「しない」の場合

iPad側は常にサーバーと通信できる環境でないと使用できません。 iPadへの保存は行われません。 サーバーのカスタムマスターを参照します。

手動ダウンロードとiPad保持期間

手動ダウンロードのカスタムマスターは、iPadにダウンロードした時点からiPadに保持できる期間を設定することができます。この期間を超えるとiPadから削除されます。

iPadでは「手動ダウンロード」のカスタムマスターは、『未ダウンロード』と表示されます。

カスタムマスターのフィールド構造

カスタムマスターのフィールド構造は以下のようになっています。

  • レコードキー: 固定フィールドです。マスター内でレコードを一意で識別するキーです。

  • レコードバリュー: 固定フィールドです。設定する値はカスタムフィールド同様に使用できます。

  • カスタムフィールド: 100列まで設定できます。 列の型を “文字列” “数値” “日付” “時刻” “チェック”から選べます。

  • カスタム画像フィールド: 5列まで設定できます。

カスタムマスター取り込みCSVレイアウトの基本構造

基本構造

  • マスター行: マスター内容の設定 1つのマスターにつき1行

  • レコード行: レコード内容の設定 1つのマスターにつき0~N行

カスタムマスター取り込みCSVレイアウト マスター行

CSVレイアウト:マスター行

No
項目
説明

レコード区分

必須項目。 

“M”固定です。この行がマスター行である事を表す区分となります。

アクション区分

必須項目。

※「カスタムマスター定義用Excelブック(CustomMasterInputSheet.xlsb)」を利用する場合は”M”固定となります。

M,Dのいずれかを指定します。

M:マージを意味し、同じマスターキーがすでに登録されていれば更新、なければ追加となります。

D:削除を意味します。同じマスターキーがすでに登録されていれば、そのカスタムマスターを物理削除します。

マスターキー

必須項目。

カスタムマスターを一意に識別できる値を設定します。同じマスターキーをもつカスタムマスターは登録できません。

マスター名称

iPadでカスタムマスター名称として表示される値となります。未設定の場合は、マスターキーの値が入ります。

マスター種別

現在は利用しません。※0以外が指定されていても0として登録されます。

フィールド型配列

フィールドカラム型をセミコロン”;”で区切って指定します。最大100個まで設定できます。 順番は、フィールド名称配列と一致している必要があります。

フィールド名称配列

フィールドカラム名称をセミコロン”;”で区切って指定します。最大100個まで設定出来ます。 未入力のフィールドはiPad側でフィールドとして認識しませんので、必要なフィールドには何らかの名称を割り当ててください。

画像フィールド名称配列

画像フィールドカラム名称をセミコロンで区切って指定します。最大5個まで設定できます。 未入力のフィールドはiPad側でフィールドとして認識しませんので、必要なフィールドには何らかの名称を割り当ててください。

本体保存可否

0,1のいずれかを指定します。

0:本体保存不可となります。 iPadでは「サーバー接続が必要」と表示ます。

1:本体保存可となります。

未設定の場合は、1:本体保存可能となります。

10

ダウンロード区分

0,1のいずれかを指定します。

0:自動ダウンロードとなります。自動同期を有効にしていると自動でダウンロードされます。

1:手動ダウンロードとなります。自動同期を有効にしていても自動でダウンロードされません。

未設定の場合は、0:自動ダウンロードとなります。

11

保持期間

ダウンロード区分が手動ダウンロードの場合のみ有効です。iPadへダウンロードしてからの保持期間を分単位で設定します。

12

有効期限

マスターの有効期限を設定します。フォーマットは “yyyy/MM/dd” です。 時刻指定はできません。

13

表示順

マスターの表示順を設定します。0以上の値が設定出来ます。未設定の場合は、0となります。

14

備考

マスター備考を設定します。

15

レコードキーヘッダ名称

レコードキーヘッダ名称を設定します。指定なしの場合 “KeyName”となります。

16

レコーバリューヘッダ名称

レコーバリューヘッダ名称を設定します。指定なしの場合 “ValueName”となります。

17

権限グループ

参照可能なグループIDをセミコロン区切りで指定します。権限を設定しない場合は空欄にします。

18

ラベルモード

既にこのマスターに対してラベルが付けられており、それを解除する場合は、1 を指定します。何もしない場合は空欄にします。

19

ラベル

ラベルを指定します。

"[icon=1(~10)]"でアイコン指定(省略可) "/"区切りでラベル階層 ";"区切りで複数ラベル

カスタムマスター取り込みCSVレイアウト レコード行

CSVレイアウト:レコード行

No
項目
説明

レコード区分

必須項目。 

“R”固定です。この行がレコードー行である事を表す区分となります。

アクション区分

必須項目。

M,D,Nのいずれかを指定します。

M:マージを意味し、指定されたレコードーキーが既存カスタムマスターのレコード内に存在すれば更新、存在しなければ追加となります。

D:削除を意味します。指定されたレコードーキーが既存カスタムマスターのレコード内に存在すれば、物理削除します。

N:Nは何もしない事を意味します。この行について何も処理しません。

レコードーキー

必須項目。

ユニークキーです。カスタムマスター内のレコードを一意に識別できる値を設定します。

同じカスタムマスター内で同一キーをもつレコードは登録できません。

レコードバリュー

バリュー値の入力値を入力します。

権限グループ

参照可能グループIDをセミコロン区切りで複数指定します。 権限設定しない場合は、ブランクです。

表示順

マスターの表示順を設定します。0以上の値が設定出来ます。

未設定の場合は、0となります。

フィールド1

フィールド1の入力値を設定します。

………

………

106

フィールド100

フィールド100の入力値を設定します。

107

画像フィールド1

画像フィールド1にセットする画像ファイル名を入力します。

………

………

111

画像フィールド5

画像フィールド1にセットする画像ファイル名を入力します。

最終更新