i-Reporter利用者マニュアル
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帳票定義を作成する
帳票定義を作成する
  • 帳票定義Execlファイルを作成する上での基本的なルール
  • 帳票定義Excelファイルを準備する
    • EXCEL関数機能
      • EXCEL関数 小数計算の誤差と回避方法
    • 秘密度ラベルを保持した定義を作成する
    • Excel Converter の使用方法
  • ConMas Designerで帳票定義を設定する
    • EXCEL帳票定義ファイルをConMas Designerに取り込む
    • ConMas Designerでの帳票定義作成
    • 帳票定義の公開と保存
    • EXCEL定義の出力/ConMas Designerへの再取り込み
    • 帳票定義公開時の承認機能
    • 履歴管理(帳票定義のリビジョンアップ)
  • クラスター入力を制御する
    • ネットワーク設定
      • ネットワーク制限設定
      • マスター選択デフォルト検索値設定
      • バリューリンク設定
      • ネットワークのコピーとペースト
    • 先行クラスターの選択値により後続クラスターを必須にする設定
    • 未入力クラスターの記入不要マーク表示機能
  • ConMas Designerで設定できる便利な機能
    • 一度編集保存されたクラスターを再編集不可にする
    • 帳票名称自動作成設定
    • 自動採番機能
    • ネットワーク設定
    • カーボンコピー設定
    • 帳票コピー機能
    • クラスター入力値を帳票備考/システムキーにコピー
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  • マニュアルの使い方

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このページ内
  • 秘密度ラベルとは
  • 対応バージョン
  • 秘密度ラベルを保持した定義を作成する
  • 秘密度ラベル未設定の帳票定義に、秘密度ラベルを設定する
  • 制約事項
  • トラブルシューティング
  • 秘密度ラベルが欠落する/消える
  • EXCEL定義出力に失敗する
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  1. 帳票定義Excelファイルを準備する

秘密度ラベルを保持した定義を作成する

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最終更新 2 か月前

秘密度ラベルとは

Excelファイルに対して「公共」「機密」など、ドキュメントの機密データの性質をラベルとして指定することができるMicrosoft365(Office365)の機能です。

秘密度ラベルはMicrosoft365ポータルサイトの管理者ユーザーによって設定されています。 Microsoft365管理者ユーザーによって秘密度ラベルが有効化されると、組織内のユーザーがExcelファイルに対して秘密度ラベルを設定できるようになり、設定した秘密度ラベルに応じて構成された保護設定がExcelファイルに適用されます。 詳しくはMicrosoft社のMicrosoft 365ドキュメントページをご参照ください。

組織で秘密度ラベルを利用していない場合、Excelの「ホーム」メニュー内の「秘密度ラベル」アイコンが非活性となり、 組織で秘密度ラベルを利用している場合、Excelの「ホーム」メニュー内の「秘密度ラベル」アイコンが活性化して、秘密度ラベルの設定が行える状態となっています。

■組織で秘密度ラベルを利用していない場合

■組織で秘密度ラベルを利用している場合

対応バージョン

i-Reporterは、ConMas Manager 8.1.23100 以降で Microsoft365の秘密度ラベル に対応しています。

バージョン8.1.23060以前のConMas Designerでは、「秘密度ラベルが欠落する」「秘密度ラベルの設定が必須の環境下でExcel定義出力に失敗する」という現象が発生します。 ConMas Designerバージョン8.1.23100 以上にアップデートした上で、本マニュアルに従って帳票定義を作成してください。

秘密度ラベルを保持した定義を作成する

秘密度ラベルを設定した帳票定義を新規に作成する手順をご説明します。

【手順】

1.全ての端末のConMas Designerをバージョン8.1.23100以上にアップデートしてください。

2.ConMas Designerを開き、「EXCELのCOM参照を使用してEXCELファイルを取込む」のチェックをオンにします。

3.「EXCELファイルから作成する」をクリックし、EXCELファイルを取り込みます。

上記操作で、秘密度ラベルの設定が保持された状態でEXCELファイルが取り込まれます。

「EXCELのCOM参照を使用してEXCELファイルを取込む」のチェックをオフにした場合は、バージョン8.1.23060以前の仕様でのExcelファイル取込み処理となるため、秘密度ラベルは保持されません。 ご注意ください。

バージョン8.1.23060以前のConMas Designerを利用した場合、意図せず秘密度ラベルの設定が失われます。すべての端末のConMas Designerをバージョンアップしてください。

バージョン8.1.23100より、ConMas Designerを終了しても、「EXCELのCOM参照を使用してEXCELファイルを取込む」のチェックのオン/オフ状況を保持するようになりました。

秘密度ラベル未設定の帳票定義に、秘密度ラベルを設定する

作成済みの帳票定義に対し、秘密度ラベルを設定する手順をご説明します。

本設定はログイン方法が標準認証の場合に可能となります。 AD認証、ME-ID認証でConMas Designerへログインした場合は設定できません。

バージョン8.1.23060以前にサーバー保存した帳票定義には、秘密度ラベルが設定されていません。 この状態でExcel定義出力を行うと、秘密度ラベルが未設定の状態でExcelファイルが出力されます。 作成済みの帳票定義に秘密度ラベルの設定を行いたい場合は、以下の手順に従って、帳票定義内で保持しているExcelファイルの差し替えを行ってください。

手順を正しく行わなかった場合は帳票定義データの動作保証ができなくなります。 本項以外の目的で下記の機能は使用しないでください。

用語
説明

Excelダウンロード用テンプレートファイル

帳票定義データ内部(XMLデーター内部)に保持してある、セルのコメント、数式、設定シートが無い状態のExcelファイルのこと。

【手順】

  1. 「conmasadmin」ユーザーでConMas Designerにログインする i-Reporterの管理者ユーザーである「conmasadmin」ユーザーでConMas Designerにログインします。

    conmasadminでログインしたまま本手順以外の操作をしないよう、ご注意ください。

  2. 帳票定義をConMas Designerで開く Excel定義出力を行いたい帳票定義を「帳票定義を編集する」を実行して開き、編集状態にします。

  3. 「管理者設定」タブをクリックする 「管理者設定」タブをクリックして画面内にある「エクスポート」ボタンと「インポート」ボタンが活性化状態(クリックが可能な状態)であることを確認します。

    「管理者設定」タブは「conmasadmin」ユーザーでログインした場合のみ表示されます。

  4. Excelダウンロード用テンプレートファイルをエクスポートする 「エクスポート」ボタンをクリックします。

    表示されるメッセージを確認し「OK」ボタンをクリックします。

    ファイルの出力先を指定するダイアログが表示されます。 出力先を選択し「保存」ボタンをクリックします。 エクスポートをキャンセルしたい場合は「キャンセル」ボタンをクリックします。

    帳票定義内に保持しているExcelダウンロード用テンプレートファイルが、指定したフォルダ内に出力されます。 正常にエクスポートが完了した場合は下記のメッセージが表示されます。

  5. エクスポートしたExcelダウンロード用テンプレートファイルに秘密度ラベルを設定する エクスポートしたExcelダウンロード用テンプレートファイルをExcelで開き、秘密度ラベルを手動で設定して、Excelファイルを保存します。

  6. 秘密度ラベルを設定したExcelダウンロード用テンプレートファイルをインポートする

    ConMas Designerで編集中の帳票定義に対してインポートを行います。 必ず、エクスポートしたときと同じ帳票定義を開いた状態 (編集中の状態) で作業を行ってください。

    「インポート」ボタンをクリックします。

    表示されるメッセージを確認し「OK」ボタンをクリックします。

    インポートするExcelファイルを選択するダイアログが表示されます。

    手順5で秘密度ラベルを設定したExcelファイルを選択し「開く」ボタンをクリックします。 インポートをキャンセルしたい場合は「キャンセル」ボタンをクリックします。

    正常にインポートが完了した場合は下記のメッセージが表示されます。 メッセージ内容を確認し「OK」ボタンをクリックします。

    この時点では、サーバー保存済みの帳票定義に秘密度ラベル設定は反映されていません。 必ずサーバー保存(手順7)を実行してください。

  7. インポート実行済みの帳票定義をサーバー保存する Excelダウンロード用テンプレートファイルのインポートを行った帳票定義をサーバーへ保存します。

    「公開する」の場合は帳票定義のリビジョンアップが行われて帳票定義が保存されます。 「テスト公開」の帳票定義を「テストする」にした場合はリビジョンアップせずに上書きされます。

「conmasadmin」ユーザーでの帳票定義の保存を避けたい場合は、「EXCEL定義出力」でExcelファイルを出力しておき、ログインユーザーを切り替えてから、該当の帳票定義を再度開いて、出力しておいたExcelファイルを取り込み、帳票定義を保存してください。

以上でExcelダウンロード用テンプレートファイルの差し替えは完了です。

制約事項

  • 鍵マーク付きの秘密度ラベルの設定が行われたExcelファイルは、現在i-Reporterでご利用いただけません。

秘密度ラベル

i-Reporterでご利用いただけます

i-Reporterでご利用いただけません

  • ConMas Manager、および、Windows版アプリから入力帳票をExcelファイルとして出力する場合は、秘密度ラベルが設定されていない状態のExcelファイルが出力されます。入力帳票の内容に応じて手動で秘密度ラベルを設定してください。

トラブルシューティング

秘密度ラベルが設定されたExcelファイルをi-Reporter上で運用するにあたり、問題が発生する場合があります。下記に事例と対応方法を記載します。

秘密度ラベルが欠落する/消える

現象

バージョン8.1.23060以前のConMas Designer(以下「Designer」と表記)では、取り込みしたExcelファイルから秘密度ラベルの設定が欠落した状態でサーバー保存されます。

原因

バージョン8.1.23060以前のDesignerは秘密度ラベルに対応していないため。

対応方法

EXCEL定義出力に失敗する

現象

Microsoft365の秘密度ラベルのポリシーの設定にて「メールとドキュメントへのラベルの適用をユーザーに要求する」の設定をオンにした場合、Excelファイルに対して秘密度ラベルの設定が必須となります。

秘密度ラベルの設定が必須の環境下では、バージョン8.1.23060より以前にサーバー保存していた帳票定義について、DesignerのExcel定義出力機能を使用すると、正常にExcelファイルが出力できない問題が発生します。

※秘密度ラベルの設定が必須ではなく任意の環境下では、こちらの問題は発生しません。

原因

バージョン8.1.23060以前のDesignerは秘密度ラベルに対応していないため、取り込みしたExcelファイルから秘密度ラベルの設定が欠落した状態でサーバー保存されています。

また、秘密度ラベルをご利用される前にサーバー保存された帳票定義に関しましても、秘密度ラベルが設定されていない状態のExcelファイルが保存されている状態となります。

秘密度ラベルの設定が必須の環境下では、秘密度ラベルが設定されていないExcelファイルは読み取り専用となるため、Excel定義出力時にExcelファイルに対してセルのコメント、数式、設定シートの作成が行えず、エラーが発生するなどの現象が発生します(Excelのバージョンにより現象が異なりますが、いずれも正常なExcelファイルの出力が行えない状態となります)。

回避方法

Microsoft365アカウントを分けることで回避 秘密度ラベルのポリシーの設定にて「メールとドキュメントへのラベルの適用をユーザーに要求する」の設定をオフにしたアカウントを作成し、サーバー保存済みの帳票定義に関してExcel定義出力を実行したい場合には、該当のアカウントに切り替えて実行いただく方法があります。

秘密度ラベルのポリシーの設定にて「メールとドキュメントへのラベルの適用をユーザーに要求する」の設定がオフの場合には、Excelファイルが読み取り専用とはならずに、正常にExcel定義出力を行うことができます。

アカウントの切り替えは必要となりますが、安全な方法です。

対応方法

「」をご参照ください。

「」をご参照ください。

秘密度ラベルを保持した定義を作成する
秘密度ラベル未設定の帳票定義に、秘密度ラベルを設定する