ピン打ち帳票連携テーブル
本機能はオンプレミス版でのみ利用可能です。
機能概要
ピン打ち帳票を連携テーブルへ出力します。
帳票内の明細部(ピン打ち表)以外のクラスターは1帳票1レコードで出力(連携テーブル)、 明細部(ピン打ち表)はピンの粒度で出力(連携明細テーブル)します。
連携明細テーブル(ビュー)はシートコピーに対応しており、コピーされた明細行(ピン打ち表の行)も反映されます。

連携テーブルと連携明細テーブル
ピン打ち、ピンNo.配置は連携テーブル、連携明細テーブルへは出力されません。

連携ビュー(連携明細ビュー)
外部システムから連携テーブルを参照する場合は、基本的に「連携ビュー」を使用して参照します。 連携ビューを参照することで、定義修正によるリビジョンアップに対応します。
連携ビューは過去に公開された旧リビジョン定義から作成された帳票を含めて参照可能です。 定義編集により項目の増減があった場合も、旧リビジョンを含めたすべての項目を参照します。
連携ビューの項目は定義のリビジョンアップにより増えることはあっても、減ることはありません。
【連携テーブル と 連携ビュー の関係】

【注意事項】
連携ビューは「公開」保存時のみ生成(再生成)されます。
「テスト」で新規保存された場合、連携テーブルは生成されますが、連携ビューは存在しません。
公開された定義を「テスト」保存した場合、テスト保存された定義から作成された帳票データは連携ビューに含まれません。
「テスト」保存された定義を「テスト」保存で更新した場合は、連携テーブルが再生成されます。(登録済みのテスト帳票データは失われます)
「非公開」保存した定義は連携テーブルも生成されません。
連携テーブル(ビュー)レイアウト
連携テーブル: report_ {定義ID} 連携ビュー: view_report _{元定義ID}
データー粒度:帳票ID
主キー:帳票ID
【共通項目 と クラスター項目のイメージ】

連携テーブル(ビュー)クラスター項目
項目名は 「cluster_{S}_{C}_{T}」 ({S}=シートNO、{C}=クラスターINDEX、{T}=データー型)
データー型{T}は、クラスター種別によりそれぞれ以下のように設定されます。
数値型=N(NUMERIC)
日付型=D(TIMESTAMP)
文字列=”T”(TEXT)

【例】
cluster_1_0_T = 物件名 cluster_1_1_T = 検査名 cluster_1_2_D = 検査日 cluster_1_3_T = 検査箇所 cluster_1_4_T = 検査者 cluster_1_5_T = 立会者
【注意事項】
計算式は数値型として扱います。 文字列の場合は連携テーブルへ出力されません
連携テーブルレイアウト 共通項目

連携明細テーブル(ビュー)レイアウト
連携明細テーブル:report_ {定義ID}_1 連携明細ビュー:view_report _{元定義ID}_1
データー粒度:ピン番号
ピン番号 フィールド物理名:rep_row_no
主キー:帳票ID+rep_row_no
【共通項目 と クラスター項目のイメージ】

連携明細テーブルレイアウト 共通項目

連携明細テーブル(ビュー)クラスター項目
項目名は 「cluster_{S}_{C}_{T}」 ({S}=シートNO、{C}=クラスターINDEX、{T}=データー型)
{S} {C}はPinNo=1の各クラスターのシート番号、クラスターindex
データー型{T}は、クラスター種別によりそれぞれ以下のように設定されます。
数値型=N(NUMERIC)
日付型=D(TIMESTAMP)
文字列=”T”(TEXT)

【注意事項】
計算式は数値型として扱います。 文字列の場合は連携テーブルへ出力されません。
設定手順
ピン帳票を連携テーブル出力するには以下手順の設定が必要です
帳票定義設定
Designerでピン定義を開き、連携テーブル出力設定を行います。
サーバー側の設定
サーバー上で設定を行います。(※ConMas Manager上での設定ではありません)
以上の設定を行うことでピン帳票が連携テーブル出力するようになります。
帳票定義設定
ピン帳票の連携テーブル、連携明細テーブル出力を行うためには、ConMas Designerの 「帳票定義情報設定」タブ > 「■連携用テーブルの作成」 で設定を行います。
【「■連携用テーブルの作成」項目説明】
作成しない 連携テーブル、連携明細テーブルを作りません(デフォルト)
作成する(全項目) 帳票内の全項目が連携テーブル、連携明細テーブルへ出力します
作成する(対象項目を指定) クラスター毎に連携テーブル、連携明細テーブルに出力するかどうかを指定して出力します

「作成する(対象項目を指定)」を選択した場合
「作成する(対象項目を指定)」を選択した場合は、各クラスターにて連携設定を行います。 以下のどちらでも設定できます。
クラスター上で右クリック > 「連携テーブルの出力」 > 「連携テーブルに出力する」
クラスター上でダブルクリックして「入力パラメータ設定」画面を開き、「連携用テーブル:連携用テーブルに出力」にチェック

連携明細テーブル出力設定
「作成する(対象項目を指定)」の明細部については、一番上のクラスターのみ出力設定することで、全行に出力設定が反映されます。

サーバー側の設定
サーバー上にある、以下の設定ファイル(ConMasReportTable.exe.config)を修正し、サーバー上にて以下のプログラム( Cimtops.ConMasReportTable.exe )を実行します。
プログラム
[ドライブ]:\ConMas\SettingFiles\xml\interface\report\reportTable\app\Cimtops.ConMasReportTable.exe
設定ファイル
[ドライブ]:\ConMas\SettingFiles\xml\interface\report\reportTable\app\Cimtops.ConMasReportTable.exe.config
ログ出力先
[ドライブ]:\ConMas\SettingFiles\xml\interface\report\reportTable\log\log
【Cimtops.ConMasReportTable.exe.configの設定】

手動実行
[ドライブ]:\ConMas\SettingFiles\xml\interface\report\reportTable\app\Cimtops.ConMasReportTable.exe
をダブルクリックすることで連携テーブル(ビュー)連携明細テーブル(ビュー)が生成 または レコード追加を行います。
帳票を追加、変更したタイミングでは連携テーブルには反映されず、上記EXEが実行されることで変更分を反映します

自動実行設定
WindowsタスクスケジューラーにCimtops.ConMasReportTable.exeの定期実行を登録することで、定期的にピン明細ビューを自動生成することが可能です。
スケジュール登録前にサーバー側の設定を完了してください


【補足】
より短い間隔で定期実行するとリアルタイムに近い間隔で変換が実行されます。
プログラムは多重起動せず、起動際にpoolフォルダに存在した連携ファイルを全て処理します。
【補足】フォルダー構成

failureについて
サーバーメンテナンス中でPostgreSQL停止させていた場合など、失敗するとfailureフォルダーに連携ファイルが格納されます。
失敗原因が判明し解決次第、再度poolフォルダーに連携ファイルを配置し直すことで再度実行されます。
最終更新