ConMas Manager 8.2.25070以降での設定
ConMas Manager バージョン「8.2.25070」より、MotionBoard Cloudとの連携時に、ConMas Manager側でデータストレージを自動作成できるようになりました。 これにより、MotionBoard側でデータストレージを手動で作成する必要がなくなり、ConMas Managerからボタン1つで連携設定を完了できます。
事前設定
【設定を行う上での注意事項】
ConMas Manager バージョン 8.2.25070以降で本設定を行うためには、ConMas Managerの「MotionBoard Cloud連携設定」 > 「ID」 に設定するユーザーに対して、MotionBoard Cloud側で下記権限が付与されている必要があります。
WEBAPI
ファイル(作成/アップロード/編集)
スナップショット管理
ConMas Managerバージョン 8.1.25050以前でMotionBoard Cloud連携設定を行っていたお客様で、ConMas Manager バージョン 8.2.25070以降にバージョンアップした場合は、特にご注意ください。
MotionBoard Cloud連携設定
【手順】
ConMasManagerにログインします。 画面上部の「システム管理」タブ > 画面左側ツリーの「外部システム連携設定」 > 「MotionBoardCloud連携設定」を選択し、画面右上の「編集ボタン
」をクリックします。
「MotionBoardCloud連携設定」画面にて連携に必要な情報を入力し、「登録」ボタン をクリックします。

必要な接続情報は下記のとおりです。
CSVファイルのスナップショット直接取込(同期)リソースURI
MotionBoard Cloudマニュアル「WebAPIの使い方」に記載されている「リクエストURL」と、MotionBoard Cloudマニュアル「CSVファイルのスナップショット直接取り込み(同期)」に記載されている「リソースURI」を結合させた状態で入力します。
※<スナップショット名>部分は不要です。
【例】
リクエストURL:https://XXXX-up.motionboard.jp/motionboard
リソースURI:rest/snapshot/task/import/exec/csv/
→結合:https://XXXX-up.motionboard.jp/motionboard/rest/snapshot/task/import/exec/csv/
スナップショットの設定の作成、更新 リソースURI
MotionBoard Cloudマニュアル「WebAPIの使い方」に記載されている「リクエストURL」と、MotionBoard Cloudマニュアル「スナップショットの設定の作成、更新」に記載されている「リソースURI」を結合させた状態で入力します。
※<スナップショット名>部分は不要です。
【例】
リクエストURL:https://XXXX-up.motionboard.jp/motionboard
リソースURI:rest/snapshot/create/def/replication/
→結合:https://XXXX-up.motionboard.jp/motionboard/rest/snapshot/create/def/replication/
テナント
MotionBoard Cloudより提供されているテナントを入力します。
ID / パスワード
MotionBoard CloudのユーザーID、パスワードを入力します。
このユーザーに対してMotionBoard Cloud側で下記権限が付与されていることをご確認ください。
WEBAPI
ファイル(作成/アップロード/編集)
スナップショット管理
リアルタイム連携
帳票保存時にリアルタイムに連携 「する」、「しない」 を選択します。 詳細は、「連携タイミングの設定」をご参照ください。
帳票定義の準備
データ連携テーブル(連携用テーブル)出力設定をした帳票定義を作成します。

帳票内の表形式項目を連携テーブル対象とすることも可能です。

帳票定義ごとのMotionBoard Cloud連携設定
【多言語環境でご利用される場合の注意事項】
多言語環境でご利用の場合、「データストレージ作成」時は、以下のいずれかの方法で対応してください。
i-Reporterサーバーと同じ言語設定のブラウザを使用して、データストレージを作成する
「データストレージ項目名」は「物理項目名」を使用する
データストレージの項目名として「クラスター名称/表設定の列名を使用する」を選択した場合、 操作時のブラウザの言語設定により、クラスター項目以外のフィールド名が異なる名称で表示されます。 そのため、「データストレージ作成」は実行したブラウザの言語設定に従って、フィールド名が自動的に設定されます。
【例】 日本語:帳票ID、更新者、更新日時 英語 :Document ID, Last updated by, Last update date and time 中国語:报表编码、更新者、更新时间
※いずれも物理項目名は同じです:rep_top_id、sys_update_user、sys_update_time
一方で、MotionBoard Cloud連携では、i-Reporterを構築しているサーバーOSの言語設定が適用されるため、 データストレージ作成時と連携時で言語設定が異なると、フィールド名の不一致による連携エラーが発生する場合があります。
【手順】
ConMas Manager画面上部の「データー出力」タブをクリックします。 データー出力対象の帳票定義を選択し、画面右上の「連携ビューへ 」をクリックします。

【データー出力対象帳票定義の「連携ビューの選択」画面を開く方法について】
ConMas Manager バージョン 8.2.25070以降では、下記方法で「連携ビューの選択」画面を開くこともできます。
帳票定義の基本情報から開く ConMas Managerの「帳票定義」タブ > 該当の帳票定義を選択 > 「基本情報」画面右上に表示される「データー出力 > 連携ビュー選択画面へ」をクリックすると、該当帳票定義の「連携ビューの選択」画面へ遷移します。

「連携ビュー:あり/なし」で帳票定義を検索する 帳票定義一覧画面右上の「検索(虫眼鏡)」ボタンから帳票定義を検索することができます。 ConMas Manager バージョン「8.2.25070」では、検索メニューに「連携ビュー」が追加されており、「連携ビュー:あり/なし」で帳票定義を検索することが可能です。
【オンプレミス版・サブスクリプション版をご利用の場合】
上記「連携ビュー」欄では、ConMas Managerを8.2.25070以降のバージョンにアップデートした後に、ConMas Designerでリビジョンアップを行った帳票定義のみが検索対象になります。
ConMas Managerを8.2.25070以降にアップデートしただけでは、既存の帳票定義は「連携ビュー:あり/なし」で検索できません。
「連携ビュー」欄を使用した検索を行いたい場合は、検索対象にしたい帳票定義をリビジョンアップしてください。
[リビジョンアップ手順]
ConMas Designerで該当の帳票定義を開き、「公開」でサーバーに保存することでリビジョンアップします。
(リビジョンアップすると、定義IDが変わります。)
※クラウド版をご利用の場合は、すべての帳票定義が「連携ビュー」欄の検索対象になります。
お客様にて帳票定義のリビジョンアップ操作は不要です。
「連携ビューの選択」画面で、連携対象のビューの「ビュー物理名」をクリックします。

「▼MotionBoard Cloud連携設定」にて、連携に関する設定を行います。

しない/する 「する」を選択します。
「編集保存時も対象とする」 チェックを付けると、編集保存時もデータ連携します。
「データストレージ名」 MotionBoardのデータストレージ名を指定します。
「詳細設定」をクリックします。

「Encoding」 「utf-8」を選択してください。
【注意事項】
選択肢としては「utf-8」と「shift_jis」がありますが、「utf-8」のみご利用いただけます。
「データストレージ項目名」 「クラスター名称/表設定の列名称を使用する」 または 「物理項目名を使用する」から選択します。
「クラスター名称/表設定の列名称を使用する」
メリット: ユーザーがi-Reporter上で自由に項目名を設定でき、視認性が向上します。
デメリット: 重複する名称が存在した場合、i-ReporterからMotionBoard連携を実行する際にエラーとなり、連携できません。エラーを解消するには、重複する項目の選択 または 名称が重複しないような定義の編集が必要になります。
「物理項目名を使用する」
メリット: 項目名はi-Reporterで自動生成されるため、MotionBoard連携時に重複エラーは発生しません。
デメリット: 項目名がシステムによって自動生成された文字列となるため、視認性が低下します。既存の視認性を維持するためには、MotionBoard側で手作業による名称設定が必要です。
「日時フォーマット」 手動で変更が可能です。 デフォルトでは、ConMas Managerの「システム管理」 > 「共通マスター管理」
共通キー:MB_SETTING
共通項目名称:DATETIME_FORMAT
の「共通項目値」の設定値が表示されています。
設定完了後、「データストレージの作成」ボタンをクリックします。
「データストレージの作成」ボタン クリック時の動作
「データストレージの作成」ボタンをクリックすると、確認メッセージが表示されます。
「OK」をクリックすると、連携内容のチェックと連携処理が実行されます。
連携内容のチェック
チェック対象は下記表のとおりです。 連携不可の項目があれば、内容に応じたエラーメッセージを表示して連携処理を中断します。
Encoding
utf-8
選択されたEncoding”XXXX”ではデータストレージを作成できません。”utf-8”を選択してください。
日時フォーマット
空白
日時型へ変換できる書式
日時フォーマットの値が不正です。
データストレージ名
空白以外
データストレージ名を入力してください。
必須である出力項目
単票形式の場合
帳票ID(rep_top_id)
表形式の場合
帳票ID(rep_top_id)
行番号(rep_row_no)
必須の出力項目”XXXX”が不足しています。出力項目設定から追加してください。
出力項目の数
999以下
出力項目数が999を超えています。出力項目設定から項目数を減らしてください。
出力項目の名称
重複する項目名称が存在しない
重複する項目名があります。出力項目設定から該当項目を外す、またはConMas Designerで修正してください。
【「重複する項目名があります。出力項目設定から~」のエラーが表示された場合】
出力項目の名称が重複している状態です。 エラーを解消するためには、「データストレージ項目名」で 「物理項目名を使用する」を選択するか、もしくはConMas Designerで項目名称を変更します。
連携処理の実行
MotionBoard Cloudにデータストレージを作成します。
データストレージ名が重複していた場合は下記確認メッセージが表示されますので、内容をご確認ください。
連携処理が失敗した場合
連携処理が失敗した場合は、内容に応じてエラーメッセージが表示されます。 各メッセージの「対処方法」をご確認ください。
認証に失敗しました。MotionBoard Cloud連携設定を確認してください。
MotionBoard側から認証エラーのレスポンスがあった場合に表示されます。
ConMas Managerの「システム管理」 > 「MotionBoard Cloud連携設定」を再度確認し、正しい認証情報を設定してください。
ConMas Managerの「システム管理」 > 「MotionBoard Cloud連携設定」> 「ID」 に設定されているユーザーに対してMotionBoard Cloud側で権限が不足している場合にも、本エラーが表示されます。下記権限が付与されていることをご確認ください。
WEBAPI
ファイル(作成/アップロード/編集)
スナップショット管理
データストレージの作成・更新に失敗しました。HTTPステータスコード:400 body:{xxxxxx}
MotionBoard側からリクエストエラーのレスポンスがあった場合に表示されます。 原因として下記のような例が考えられますので、ご確認いただき、解決しない場合はMotionBoard サポートへお問い合わせください。
{"code":"E-COMMUNICATOR-04613","message":"「_」は開始文字として使用できません。"}データストレージ名の開始文字に「_」が設定されている 【対応方法】 データストレージ名の開始文字「_」を削除する
{"code":"E-COMMUNICATOR-04610","message":"項目名に予約語が使われています。(項目名: <予約語>)"}データストレージ名または選択した項目名にDr.Sumの予約語が含まれている 【対応方法】 レスポンスの”<予約語>”と同名のデータストレージ名または項目名を修正する
{"code":"E-COMMUNICATOR-04612","message":"使用できない文字が含まれています。(値: <使用できない文字> )"}データストレージ名に使用できない文字が含まれている 【対応方法】 レスポンスの”<使用できない文字>”をデータストレージ名から削除する
{"code":"E-MOTION-BOARD-00382","message":"更新キーが変更されています。(定義名:<データストレージ名>)"}既存データストレージ更新時に、異なる”データストレージ項目名”を選択している 【対応方法】 既存と同じ”データストレージ項目名”を選択する MotionBoard Cloud に存在しないデータストレージ名を設定する
データストレージの作成・更新に失敗しました。HTTPステータスコード:500
MotionBoard側からサーバー内部エラーのレスポンスがあった場合に表示されます。 本エラーが発生した場合は、MotionBoardサポートへ状況をご確認ください。
注意事項
ConMas Manager バージョン 8.1.25050以前でMotionBoard Cloudにデータストレージを作成している場合
連携項目の追加や変更が発生し、連携の設定を修正する場合、Encodingにご注意ください。 過去に「Encoding:shift_jis」で連携を行っていた帳票定義の連携設定を修正することはできません。 ※「Encoding」の変更はできません。
詳細は、「 【注意事項】既にMotionBoard Cloud連携をご利用中のお客様へ 」も併せてご確認ください。
最終更新