1.メール基本設定を行う

ConMas Managerの上部メニュー「システム管理」 > 「メール設定通知」をクリックし、「メール基本設定」画面を表示します。 こちらの画面で、メール通知で使用する認証タイプ(「SMTP認証」 OR 「OAuth」)、メールサーバー、メールサービスなどの設定を行います。

設定を行うには、画面右上の 「編集」ボタン をクリックします。

認証タイプの決定

「SMTP認証」、「OAuth」どちらかを選択します。

「OAuth」に対応しているプロバイターは以下の2つです。

  • Google(Gmail)

  • Microsoft(Microsoft365)

SMTP認証設定

OAuth設定

SMTP認証設定

「メール基本設定編集」画面で「SMTP認証」を選択し、以下項目を設定します。

  • サーバー: SMTPサーバー(メールサーバードメイン または IPアドレス)を設定します。

  • ポート番号: ポート番号を設定します。

  • ユーザー: 送信元のメールアドレスを設定します。 ※RFC2821に準拠していないメールアドレス形式は設定時エラーとなりご利用いただけません。

  • パスワード: ユーザーに対応したパスワードを設定します。

  • SSL: TLS(SSL)暗号化する場合は、チェックします。

OAuth(Microsoft)設定

Microsoftで「OAuth」によるメール通知を行うには、Azureポータルで以下設定が必要です。

【設定の流れ】

  • アプリの登録

  • クライアントシークレット作成

  • APIのアクセス許可

  • ConMas Manager メール基本設定

アプリの登録

【手順】

  1. WebブラウザーでAzrueポータルを開き、「Azure Active Directory」 > 「アプリの登録」 > 「新規登録」 をクリックします。

  2. 以下を入力し、「登録」をクリックします。

    • 名前: 任意の名前

    • サポートされているアカウントの種類: 「この組織ディレクトリのみに含まれるアカウント」

    • リダイレクトURI: 「Web」 を選択 http(s)://(ホスト名 OR IPアドレス)/ConMasManager[識別子]/System/MailOAuthMicrosoft

  3. 作成したアプリの「概要」から、「アプリケーション(クライアント)ID」と「ディレクトリ(テナント)ID」をコピーして保持します。

クライアントシークレット作成

【手順】

  1. 「証明書とシークレット」から「新しいクライアントシークレット」をクリックします。

  2. 「クライアント シークレットの追加」ダイアログで、説明と有効期限を入力してクライアントシークレットを作成します。

    • 説明:任意の文字列

    • 有効期限:任意の期限

  3. 作成されたクライアントシークレットをコピーし、保持します。

APIのアクセス許可

【手順】

  1. 「APIのアクセス許可」から「アクセス許可の追加」をクリックします。

  2. 「APIのアクセス許可の要求」ダイアログで「Microsoft Graph」をクリックします。

  3. 「委任されたアクセス許可」をクリックします。

  4. 以下のアクセス許可を選択して、「アクセス許可」をクリックします。

    • email

    • offline_access

    • openid

    • Mail.Send

    • User.Read

以上で、Azureポータルでの設定は完了です。 ConMasMangerの「メール基本設定」へ戻ります。

Managerメール基本設定(OAuth設定)

「メール基本設定編集」画面で「OAuth」を選択し、以下項目を設定します。

  • プロバイター:「Microsoft」

  • クライアントID:保持したクライアントID

  • クライアントシークレット:保持したクライアントシークレット

  • テナントID:保持したテナントID

OAuth(Google)設定手順

Googleで「OAuth」によるメール通知を行うには、Google側で以下設定が必要です。

【設定の流れ】

  • プロジェクトの作成

  • Gmail APIの有効化

  • OAuth認証情報作成

  • ConMas Manager メール基本設定

Google プロジェクトの作成

【手順】

  1. Webブラウザーで、Google Cloud Consoleの「APIとサービス」へアクセスします。

    ▼Google Cloud>「APIとサービス」

    https://console.cloud.google.com/

    ※Googleの設定画面、URLは変更されることがあります。

  2. 既存のプロジェクトを選択するか、新しいプロジェクトを作成します。

Google Gmail APIの有効化

【手順】

  1. Google Cloud Consoleの「APIとサービス」へアクセスします。

  2. 「Gmail API」を開き「有効にする」をクリックします。

Google 認証情報の作成

【手順】

  1. 「認証情報」から「認証情報を作成」をクリックして「OAuthクライアントID」を選択します。

  2. 以下情報を入力して「作成」をクリックします。

    • アプリケーションの種類:: ウェブアプリケーション

    • 名前: 任意の名前

    • 承認済みのリダイレクト URI: http(s)://(ホスト名)/ConMasManager[識別子]/System/MailOAuthGoogle

  3. 作成されたクライアントIDとクライアントシークレットをコピーして保持します。

Google側での設定は完了です。 ConMasMangerのメール基本設定へ戻ります。

Managerメール基本設定 (OAuth設定)

「メール基本設定編集」画面で「OAuth」を選択し、以下項目を設定します。

  • プロバイター:「Google」

  • クライアントID:前のページで保持したクライアントID

  • クライアントシークレット:前のページで保持したクライアントシークレット

ManagerRootの設定

「メール基本設定編集」画面にて、「ManagerRoot」にManager接続先URLを設定してください。

デフォルトでは”http://{0}/ConMasManager”となっています。 ※{0}はサーバーのIPアドレスが自動でセットされます。

Cimtopsクラウド版(お試し環境含む)をご利用中の場合

ManagerRootは下記となります。

http(s)://[ホスト名 OR IPアドレス]/ConMasManager[識別子]

オンプレミス環境をご利用中の場合

ManagerRootは下記となります。

http(s)://{HostName or IP Address}/ConMasManager

通知可否と署名

ポート設定における注意事項

i-Reporterメール通知の制限は下記の通りです。

  • SMTP認証のみ対応 POP Before SMTPはご利用いただけません。

  • ポート465は非対応 非暗号ポートである25, 暗号化代替ポート587をご利用ください。

  587:暗号化代替ポート → SSLを使用する   25 :非暗号ポート → SSLを使用しない   465:一般的な暗号化ポート → i-Reporterシステム非対応

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