1.メール基本設定を行う
ConMas Managerの上部メニュー「システム管理」 > 「メール設定通知」をクリックし、「メール基本設定」画面を表示します。 こちらの画面で、メール通知で使用する認証タイプ(「SMTP認証」 OR 「OAuth」)、メールサーバー、メールサービスなどの設定を行います。
設定を行うには、画面右上の 「編集」ボタン をクリックします。

認証タイプの決定
「SMTP認証」、「OAuth」どちらかを選択します。
8.0.22090より従来のSMTP認証だけではなく、OAuth認証もご利用いただけます。
「OAuth」に対応しているプロバイターは以下の2つです。
Google(Gmail)
Microsoft(Microsoft365)
SMTP認証設定

OAuth設定

SMTP認証設定
「メール基本設定編集」画面で「SMTP認証」を選択し、以下項目を設定します。
サーバー: SMTPサーバー(メールサーバードメイン または IPアドレス)を設定します。
ポート番号: ポート番号を設定します。
ユーザー: 送信元のメールアドレスを設定します。 ※RFC2821に準拠していないメールアドレス形式は設定時エラーとなりご利用いただけません。
パスワード: ユーザーに対応したパスワードを設定します。
SSL: TLS(SSL)暗号化する場合は、チェックします。
Microsoft、Googleのメールサービスをご利用のお客様
2022/9月現在、SMTP認証は非推奨となっています。 「OAuth」へ設定変更することをご検討ください。
OAuth(Microsoft)設定
Microsoftで「OAuth」によるメール通知を行うには、Azureポータルで以下設定が必要です。
【設定の流れ】
アプリの登録
クライアントシークレット作成
APIのアクセス許可
ConMas Manager メール基本設定
アプリの登録
【手順】
WebブラウザーでAzrueポータルを開き、「Azure Active Directory」 > 「アプリの登録」 > 「新規登録」 をクリックします。
以下を入力し、「登録」をクリックします。
名前: 任意の名前
サポートされているアカウントの種類: 「この組織ディレクトリのみに含まれるアカウント」
リダイレクトURI: 「Web」 を選択 http(s)://(ホスト名 OR IPアドレス)/ConMasManager[識別子]/System/MailOAuthMicrosoft
[識別子]は弊社クラウド版(お試し環境を含む)のお客様のみ設定する必要があります。 [識別子]は、お客様がご利用中のConMas Manager URLから確認することができます。
■ConMas ManagerのURLが下記の場合
https://conmas-i-reporter.com/ConMasManager0001 →識別子は 0001 の部分です。
https://conmas-i-reporter.com/ConMasManager0002 →識別子は 0002 の部分です。
作成したアプリの「概要」から、「アプリケーション(クライアント)ID」と「ディレクトリ(テナント)ID」をコピーして保持します。
クライアントシークレット作成
【手順】
「証明書とシークレット」から「新しいクライアントシークレット」をクリックします。
「クライアント シークレットの追加」ダイアログで、説明と有効期限を入力してクライアントシークレットを作成します。
説明:任意の文字列
有効期限:任意の期限
期限が切れると、メール通知はできなくなります。 期限切れの場合は、再度クライアントシークレットを作成してください。
作成されたクライアントシークレットをコピーし、保持します。
クライアントシークレットの値は作成直後しか表示されません。 保持できなかった場合は再度作成してください。
APIのアクセス許可
【手順】
「APIのアクセス許可」から「アクセス許可の追加」をクリックします。
「APIのアクセス許可の要求」ダイアログで「Microsoft Graph」をクリックします。
「委任されたアクセス許可」をクリックします。
以下のアクセス許可を選択して、「アクセス許可」をクリックします。
email
offline_access
openid
Mail.Send
User.Read
以上で、Azureポータルでの設定は完了です。 ConMasMangerの「メール基本設定」へ戻ります。
Managerメール基本設定(OAuth設定)
「メール基本設定編集」画面で「OAuth」を選択し、以下項目を設定します。
プロバイター:「Microsoft」
クライアントID:保持したクライアントID
クライアントシークレット:保持したクライアントシークレット
テナントID:保持したテナントID

OAuth(Google)設定手順
Googleで「OAuth」によるメール通知を行うには、Google側で以下設定が必要です。
【設定の流れ】
プロジェクトの作成
Gmail APIの有効化
OAuth認証情報作成
ConMas Manager メール基本設定
Google プロジェクトの作成
【手順】
Webブラウザーで、Google Cloud Consoleの「APIとサービス」へアクセスします。
このときログインするユーザーが、メール通知の送信者となります。
既存のプロジェクトを選択するか、新しいプロジェクトを作成します。
Google Gmail APIの有効化
【手順】
Google Cloud Consoleの「APIとサービス」へアクセスします。
「Gmail API」を開き「有効にする」をクリックします。
Google 認証情報の作成
【手順】
「認証情報」から「認証情報を作成」をクリックして「OAuthクライアントID」を選択します。
【注意】
「OAuthクライアントID」作成時に同意画面での設定を求められた場合は、画面の案内に従って、「プロジェクト構成」画面で下記のように設定を行います。
①アプリ情報 アプリ名:任意 ユーザーサポートメール:プルダウンメニューより選択
②対象 「内部」を選択
③連絡先情報 任意のメールアドレスを設定
④同意の確認 「同意します」にチェック
以下情報を入力して「作成」をクリックします。
アプリケーションの種類:: ウェブアプリケーション
名前: 任意の名前
承認済みのリダイレクト URI: http(s)://(ホスト名)/ConMasManager[識別子]/System/MailOAuthGoogle
[識別子]は弊社クラウド版(お試し環境を含む)のお客様のみ設定する必要があります。 [識別子]は、お客様がご利用中のConMas Manager URLから確認することができます。
■ConMas ManagerのURLが下記の場合
https://conmas-i-reporter.com/ConMasManager0001 →識別子は 0001 の部分です。
https://conmas-i-reporter.com/ConMasManager0002 →識別子は 0002 の部分です。
作成されたクライアントIDとクライアントシークレットをコピーして保持します。
Google側での設定は完了です。 ConMasMangerのメール基本設定へ戻ります。
Managerメール基本設定 (OAuth設定)
「メール基本設定編集」画面で「OAuth」を選択し、以下項目を設定します。
プロバイター:「Google」
クライアントID:前のページで保持したクライアントID
クライアントシークレット:前のページで保持したクライアントシークレット

ManagerRootの設定
SMTP認証、OAuth(Microsoft・Google)すべてに共通する操作です。
「メール基本設定編集」画面にて、「ManagerRoot」にManager接続先URLを設定してください。
デフォルトでは”http://{0}/ConMasManager”となっています。 ※{0}はサーバーのIPアドレスが自動でセットされます。

Cimtopsクラウド版(お試し環境含む)をご利用中の場合
ManagerRootは下記となります。
http(s)://[ホスト名 OR IPアドレス]/ConMasManager[識別子]
[識別子]は弊社クラウド版(お試し環境を含む)のお客様のみ設定する必要があります。 [識別子]は、お客様がご利用中のConMas Manager URLから確認することができます。
■ConMas ManagerのURLが下記の場合
https://conmas-i-reporter.com/ConMasManager0001 →識別子は 0001 の部分です。
https://conmas-i-reporter.com/ConMasManager0002 →識別子は 0002 の部分です。
オンプレミス環境をご利用中の場合
ManagerRootは下記となります。
http(s)://{HostName or IP Address}/ConMasManager
通知テンプレートで使用できる「データ置き換え一覧」中のコード「rep_url」を利用する際などに、 ManagerRootに{0}を指定しても意図したIPアドレスへ置き換わらない場合があります。その際はIPアドレスを手動設定してください。
通知可否と署名
SMTP認証、OAuth(Microsoft・Google)すべてに共通する操作です。

認証タイプがOAuthの場合、それぞれのメールプロバイダの認証画面へ遷移しますので、許可(承諾)してください。
ポート設定における注意事項
i-Reporterメール通知の制限は下記の通りです。
SMTP認証のみ対応 POP Before SMTPはご利用いただけません。
ポート465は非対応 非暗号ポートである25, 暗号化代替ポート587をご利用ください。
587:暗号化代替ポート → SSLを使用する 25 :非暗号ポート → SSLを使用しない 465:一般的な暗号化ポート → i-Reporterシステム非対応
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