トグル集計
トグル選択の値をグループ単位で集計できます。集計方法として、選択肢による「得点集計」と、グループ全体での満点を表示する「満点集計」があります。
基本設定
帳票コピー時に入力値をコピーしない。
チェックすると、帳票をコピーした際にこのクラスターが空欄になります。標準はオフです。
iPhoneのリスト形式時にこのクラスターを表示しない。
iPhoneでリスト形式の場合のみ、このクラスターを非表示にします。標準はオフです。
このクラスターにフォーカスして入力待ちの状態で起動する。
シートごとに、初めてそのシートが表示された時に、このクラスターを選択状態にします。
連携用テーブルに出力
対象項目を指定する場合に、連携用テーブルにクラスターのデーターを出力します。
サーバーからのEXCEL出力時、入力値ではなく表示値を出力する。
接頭文字、接尾文字、単位などを含めてExcel出力したい場合はチェックします。詳細は別項「EXCEL出力時の入力値/表示値の出力」を参照してください。
パラメーター
制約:必須入力
チェックすると、このクラスターに値がない場合、完了保存ができなくなります。編集途中での保存は可能です。
小数点以下ケタ数
小数点以下の桁数を指定します。指定した桁数分は常に表示されます。数値関連のクラスターで共通です。V7.2.20070より10桁まで指定可能になりました。ただし、整数部と小数部は合わせて15桁までの指定が上限となります。
最小値
最小値を指定します。
最大値
最大値を指定します。
計算種別
【得点集計】 アプリで選択した結果の値を集計します。
【満点集計】 最大値のラベルと、除外するラベルを指定して、選択結果に対する満点の値を集計します。
詳細は「集計の例」を参照してください。
グループID
集計対象のグループIDを指定します。グループIDの一括指定はできません。
集計対象ラベル(得点集計)
グループ内のラベルから、得点として集計の対象にするラベルを選択します。
満点集計対象ラベル(満点集計)
グループ内のラベルから、指定したラベルの値を合計し、満点の値にします。
満点集計対象外ラベル(満点集計)
グループ内のラベルから、指定したラベルがアプリで表示されている時、満点集計の対象外にします。
検証方法
【シグナル表示】 計算結果が最小、最大値を超えた場合、クラスターに赤い×印が表示されます。完了保存が可能です。
【制限外入力不可】 計算結果が最小、最大値を超えた場合、「結果エラー」と表示され、完了保存できなくなります。
横配置指定
文字揃えを指定します。 【Left】左揃え 【Center】中央揃え 【Right】右揃え
縦配置指定
クラスター内での縦方向の文字列配置を指定します。 【Top】上に配置 【Center】中央に配置 【Bottom】下に配置
コンマ使用
数値を桁区切りで表示します。
接頭文字
数値の前に表示したい文字を指定します。(例:計、得点など)
接尾文字
数値の後に表示したい文字を指定します。(例:点、ポイントなど)
書体指定
書体(フォント)を指定します。
文字サイズ
文字サイズを整数値で指定します。
太さ
文字の太さを標準(Normal)、ボールド(Bold)、イタリック(Italic)から指定します。
文字色
文字の色を指定します。
文字サイズを自動調整する
標準ではオンになっています。チェックを外すと文字列が長い、高さがたりない、などの場合でも指定の文字サイズで表示します。
クラスターをはみ出す場合、入力した文字が見えなくことがあるため、事前に最適なサイズを指定してください。
Designer Ver.5.1.5963 以降で利用できます。
集計の例
ひとつのトグル選択グループに対して、得点集計と満点集計の2つのトグル集計クラスターを利用することで、チェックシートの集計をアプリ上で自動で行うことができます。 また、現場や検査対象によって必要な項目が異なる場合でも満点を動的に表示できます。
この例では、5つのトグル選択クラスターをグループID「sample」にしたものと、そのグループを対象にする得点集計、満点集計の2つのトグル集計クラスターを設定しています。 5つのトグル選択クラスターには、次の選択肢を設定しています。
最良
5
良
2
可
1
不可
-10
―
0
「計算種別」得点集計のクラスターは、「最良、良、可、不可」の4つを「集計対象ラベル」としています。
「計算種別:満点集計」のクラスターは、「最良」を「満点集計対象ラベル」、「―」を「満点集計対象外ラベル」に指定しています。このトグル集計クラスターの動作は次のようになります。
すべてのトグル選択クラスターが「最良」のときは、5項目で5点ずつとなり、得点が「25」になります。満点は「最良」を対象にしているため「25」となり、結果は「25/25」となります。
下図の場合、得点は「5+2+5+1-10」となり、「3」になります。 満点は「満点集計対象外ラベル」が表示されていないので「25」になります。
下図は「項目5」が何らかの理由で検査の必要がない場合の例です。 得点は「最良」が4項目あるため「20」となります。 満点は、「項目5」が「満点集計対象外ラベル」の「―」になっているため、「20」となり、結果は「20/20」となります。
下図は、さらに「項目2」も対象外になった例です。