i-Reporter利用者マニュアル
TOP_i-Reporter利用者マニュアルサポートWEB【旧】利用者マニュアル
i-Reporterで使用できるクラスター種別の詳細
i-Reporterで使用できるクラスター種別の詳細
  • Designer帳票定義編集画面
  • 入力パラメータ設定/クラスター備考
  • クラスタ―種別詳細
    • キーボードテキスト
    • 手書きデジタル
    • 手書きノート形式
    • 手書きフリーメモ
    • フリードロー
    • 数値選択
    • 数値
    • 時間数
    • 計算式
    • 年月日
    • カレンダー年月日
    • 時刻
    • 時刻計算
    • チェック
    • トグル選択
    • トグル集計
    • 単一選択
    • 複数選択
    • 画像
    • 作成
    • 査閲
    • 承認
    • 帳票登録者
    • 帳票登録年月日
    • 帳票更新者
    • 帳票更新年月日
    • バーコード
    • コードリーダー
    • GPS位置情報
    • アクション
    • マスター選択
    • ログインユーザー
    • ピン打ち
    • ピンNo.配置
    • ピンNo.
    • 録音
    • SCANDIT
  • 各種設定・操作
    • EXCEL出力時の入力値/表示値の出力
    • 外部システム連携の一括設定
    • 必須入力の一括設定
    • 正常最小値/正常最大値の設定と表示
    • 最小値/最大値/正常最小値/正常最大値のクラスター参照
    • パラメータ設定をデフォルトにする
    • パラメータ設定のコピー/ペースト
    • 複数クラスター設定コピー/ペースト
    • 名前(クラスター名称)の一括変換
    • クラスターのフォーカス設定の注意
    • グループIDの一括指定
    • クラスターを作成する
    • 録音クラスターについて
    • その他 制約事項
GitBook提供

Tips

  • マニュアルの使い方

Copyright © CIMTOPS Corporation. All Rights Reserved.

このページ内
  • 最小値、最大値、正常最小値、正常最大値のクラスター参照の設定方法
  • 参照先として指定が可能なクラスター種別
  • 最小値/最大値の参照先のクラスターを入力する前の制限
  • 参照先クラスターの値を後から変更して矛盾が発生した場合
  • 設定に矛盾が発生した状態とは
  • 小数点以下ケタ数に相違がある場合
  • 機能制限
PDFとしてエクスポート
  1. 各種設定・操作

最小値/最大値/正常最小値/正常最大値のクラスター参照

最小値、最大値、正常最小値、正常最大値を、固定値による指定ではなく、別のクラスターの入力値を参照することができます。

対応バージョン

  • ConMas Designer:8.0.22030 以降

  • iOSアプリ:8.0.22030 以降

  • Winアプリ:5.2.22030 以降

  • ConMas Manager:8.0.22030 以降

本機能により、最小値、最大値、正常最小値、正常最大値の設定を、必要に応じて動的に変化させることができます。

【使用例】

  • 先に入力した項目(重さや数量など)の結果を、その後に入力するクラスターの最小値と最大値として使用することができます。

  • 計算式クラスターと併用することで、計算結果に応じて、各クラスターの最小値と最大値を動的に変化させることができます。

  • カスタムマスター機能と併用することで、選択したマスターデータに応じて、各クラスターの最小値と最大値を動的に変化させることができます。

最小値、最大値、正常最小値、正常最大値のクラスター参照の設定方法

入力パラメーター画面にて、「クラスターを参照する」にチェックを入れると参照先のクラスターを指定することが可能になります。(本チェックを外した場合は、固定の数値を設定します。)

クラスターの指定はS1C1形式で行います。SはシートNo.、Cはクラスターindexの意味になります。

Sの後に参照したいクラスターのシートNo.を、Cの後にクラスターindexを記述します。いずれも半角英数字で指定する必要があります。

【例】 S2C5 → シートNo.=2、クラスターindex=5のクラスターの入力値を参照

この際、シートNo.は省略が可能となっており、その場合、自クラスターが存在しているシートNo.として認識されます。シートコピー機能を併用する場合にコピーされたシート内のクラスターを対象にしたい場合にシートNo.を省略して設定します。

【例】 C5 → 自クラスターが存在しているシート内の、クラスターindex=5のクラスターの入力値を参照

また、クラスターが削除された等の理由でクラスターの参照設定が不正な状態になった場合、「#REF」と表示されることがあります。この状態では帳票定義をサーバー保存することができませんので、設定を調整し直してからサーバー保存を実施して下さい。

参照先として指定が可能なクラスター種別

参照先として指定可能なクラスター種別は、入力値が数値で表現可能なものに限られます。 具体的には下記のクラスター種別になります。

  • 数値クラスター

  • 数値選択クラスター

  • 計算式クラスター(計算結果が数値の場合のみ有効。数値以外の場合は未入力と同じ扱い。)

  • トグル選択クラスター

  • トグル集計クラスター

  • 単一選択クラスター(「選択肢の「値」を数値として扱う」設定の場合のみ有効。)

  • バーコードクラスター(「読み込んだ文字列を数値として扱う」設定の場合のみ有効。)

最小値/最大値の参照先のクラスターを入力する前の制限

最小値、最大値をクラスター参照設定した場合、先に参照先の各クラスターへ値を入力する必要があります。参照先のクラスターが未入力の場合、参照元のクラスターは下記のように鍵マークが表示され入力が不可となります。

参照先クラスターの値を後から変更して矛盾が発生した場合

参照元のクラスターへ値を入力した後で、参照先のクラスターの値を変更し、矛盾が発生した場合(最小値と最大値の間に入力値が入らなくなった等)、参照元のクラスターは下記のようにエラー表示されます。

本エラーが表示されたクラスターが存在している状態では、入力帳票をサーバー保存(編集中保存、完了保存いずれも)する事ができなくなります。ただし、ローカル保存は可能です。各クラスターの入力内容を修正して頂き、エラー表示を解消してからサーバー保存を実施して下さい。

本エラーが表示されたクラスターが存在しているローカル帳票を一括アップロードした場合、エラーとなりアップロード失敗になります。

「検証方法」の設定が可能なクラスター(計算式、時刻計算、トグル集計)については、最大値、最小値の設定自体が不正な場合には、本エラーによるサーバー保存の制限が適用されます。 最小値と最大値の設定が正常な場合には、「検証方法」の設定によるサーバー保存の制限が適用されます。

※エラーの表示は出力するPDFファイル上には反映されません。

設定に矛盾が発生した状態とは

最小値、最大値、正常最小値、正常最大値について、下記の条件を満たしている必要があります。この条件に合わない状態を矛盾した状態とします。

1.最小値と最大値は必須であり必ず設定が存在すること この時、最小値、最大値、正常最小値、正常最大値が数値であることもチェックします

(※時間数クラスターの最小値設定は指定できないので除く)

(※正常最小値、正常最大値は必須ではなく、未入力の場合はしきい値設定なしとして扱われる)

(※正常最小値、正常最大値に文字列が入力された場合は未入力扱いとなる)

2.最小値 ≦ 最大値 であること(最小値=最大値は可能)

3.正常最小値 ≦ 正常最大値 であること(正常最小値=正常最大値は可能)

4.最小値 ≦ 正常最小値 であること(最小値=正常最小値は可能)

5.正常最大値 ≦ 最大値 であること(正常最大値=最大値は可能)

6.最小値 ≦ 正常最大値であること (最小値=正常最大値は可能)

7.正常最小値 ≦ 最大値であること(正常最小値=最大値は可能)

8.入力値が最小値から最大値の間に収まっていること

9.数値選択クラスターについて、リスト数は最大1000件であること(1001件以上はNG)

(※リスト数は最大値、最小値、刻み幅 から計算される)

10.数値選択クラスターについて、デフォルト値を使用している場合には、生成される選択肢の中で指定されたデフォルト値が選択肢として存在すること

小数点以下ケタ数に相違がある場合

参照元と参照先のクラスターとで、小数点以下ケタ数を合わせて頂くことが基本にはなりますが、参照元と参照先のクラスターとで小数点以下ケタ数に相違がある場合、参照元のクラスターに設定された小数点以下ケタ数の設定が正となります。

参照先のクラスター値の小数点以下ケタ数の方が小さい場合は0で補充されます。(0.3333…と小数点以下がずっと続く値であっても0で補充されます。実際にクラスター上で表示されている値を正とします)

【例】 参照元クラスター:小数点桁数 → 5 最小値の参照先クラスター:小数点桁数 → 3、値:0.666 参照元クラスターの最小値 → 0.66600

参照先のクラスター値の小数点以下ケタ数の方が多い場合は、自身のクラスターに設定されている小数点以下ケタ数で四捨五入した値が採用されます。

【例】 参照元クラスター:小数点桁数 → 1 最小値の参照先クラスター:小数点桁数 → 3、値:0.666 参照先の値0.666を参照元クラスターの小数点桁数1で四捨五入して採用するため、 参照元クラスターの最小値 → 0.7となります。

機能制限

本機能では下記の制限があります。

  • すでに他のクラスターから参照先として設定されているクラスターからは、別のクラスターを参照することはできません。(参照の参照は不可になります)

  • 参照先として自クラスターを指定することはできません。

  • 1つのクラスター内で、同じ参照先クラスターを複数指定することはできません。

  • 参照元と参照先のクラスター同士をカーボンコピー設定することはできません。

  • 参照元を先行クラスターとし、参照先を後続クラスターとしたネットワーク設定で、後続クラスターの入力制御を「入力不可」に設定できません。

  • 「作成した帳票を排他ロック」を「しない」設定との併用はできません。

  • ConMasAPI:自動帳票作成API、帳票更新API、帳票コピー、バインダー作成API ConMasManager:自動帳票作成、シート編集画面、バインダー作成 それぞれにおいて、最小値、最大値、正常最小値、正常最大値の設定に矛盾が生じる場合、エラーメッセージが表示され、登録・更新はできません。

  • 最小値、最大値、正常最小値、正常最大値の設定に矛盾が生じている場合、サーバー上(ConMasAPI、ConMasManager)での帳票コピーは行えません。

前へ正常最小値/正常最大値の設定と表示次へパラメータ設定をデフォルトにする