時刻計算
2つの時刻クラスターを指定して24時間未満(1439分以下)の経過時間を分単位で計算します。日を跨いだ計算も可能です。外部システム連携可能なクラスターです。
基本設定
帳票コピー時に入力値をコピーしない。
チェックすると、帳票をコピーした際にこのクラスターが空欄になります。標準はオフです。
iPhoneのリスト形式時にこのクラスターを表示しない。
iPhoneでリスト形式の場合のみ、このクラスターを非表示にします。標準はオフです。
このクラスターにフォーカスして入力待ちの状態で起動する。
シートごとに、初めてそのシートが表示された時に、このクラスターを選択状態にします。
連携用テーブルに出力
対象項目を指定する場合に、連携用テーブルにクラスターのデーターを出力します。
サーバーからのEXCEL出力時、入力値ではなく表示値を出力する。
接頭文字、接尾文字、単位などを含めてExcel出力したい場合はチェックします。詳細は別項「EXCEL出力時の入力値/表示値の出力」を参照してください。
パラメーター
制約:必須入力
チェックすると、このクラスターに値がない場合、完了保存ができなくなります。編集途中での保存は可能です。
最小値
最小値を指定します。
最大値
最大値を指定します。
計算式
2つの時刻クラスターを指定します。時刻クラスターの指定には、「シート番号」を「S」、「クラスターINDEX」を「C」として、それぞれに対応する数字を添えて指定します
【例】 シート1のクラスターINDEX 22を指定するには、「S1C22」と入力します。
日を跨ぐ計算
次の例の場合、「稼働時間 = 終了時刻 – 開始時刻」を計算するために、時刻計算クラスターの計算式を「= S1C1 - S1C0」と設定します。 「稼働時間 = 01:30 – 23:30」となります。
時刻計算は24時間未満の経過時間の計算を行うため、結果がマイナスになる場合は日を跨いだ時刻として扱います。 この例では「前日の23:30」から「当日の01:30」までの120分が計算結果となります。
開始時刻
終了時刻
稼働時間
23:30
01:30
120分
休み時間の設定
「休み時間の設定」ボタンをクリックし、時刻計算の対象外となる時間帯を10個まで指定できます。 次の例の場合、12:00~13:00の1時間を休み時間に設定しているため、稼働時間は4時間45分から1時間引いた「3時間45分」となります。
開始時刻
終了時刻
休憩時間
稼働時間
11:00
15:45
12:00~13:00
3時間45分
検証方法
正常最小値/最大値の設定と併用できます。
【シグナル表示】 計算結果が最小、最大値を超えた場合、クラスターに赤い×印が表示されます。完了保存が可能です。
【制限外入力不可】 計算結果が最小、最大値を超えた場合、「結果エラー」と表示され、完了保存できなくなります。
横配置指定
文字揃えを指定します。
【Left】左揃え
【Center】中央揃え
【Right】右揃え
縦配置指定
クラスター内での縦方向の文字列配置を指定します。
【Top】上に配置
【Center】中央に配置
【Bottom】下に配置
書体指定
書体(フォント)を指定します。
文字サイズ
文字サイズを整数値で指定します。
太さ
文字の太さを標準(Normal)、ボールド(Bold)、イタリック(Italic)から指定します。
文字色
文字の色を指定します。
文字サイズを自動調整する
標準ではオンになっています。チェックを外すと文字列が長い、高さがたりない、などの場合でも指定の文字サイズで表示します。 クラスターをはみ出す場合、入力した文字が見えなくことがあるため、事前に最適なサイズを指定してください。
Designer Ver.5.1.5963 以降で利用できます。
正常最小/最大値の設定
数値に関するクラスターでは入力値の最小/最大とは別に、しきい値としての「正常最小値/正常最大値」を設定できます。
正常最小値/正常最大値の使用
設定を使用するかどうかを指定します。正常最小値、正常最大値の片方だけを使用することもできます。
正常最小値/正常最大値
正常範囲内となる正常最小値/最大値を指定します。数値は次の範囲になるよう設定します。
「最小値 ≦ 正常最小値 < 正常最大値 ≦ 最大値」
背景色
正常範囲外になった際にクラスターの背景がこの色で塗りつぶされます。
書体指定
正常範囲外になった際の書体を指定します。
文字サイズ
正常範囲外になった際の文字の大きさを指定します。
太さ
正常範囲外になった際のボールド/イタリックが指定できます。
文字色
正常範囲外になった際の文字の色を指定します。
正常最小値/正常最大値範囲外メッセージを表示する
チェックすると、アプリでの入力値が正常範囲外になった際に、「正常最小値/正常最大値範囲外メッセージ」で指定したメッセージを表示します。
チェックしていない場合は標準メッセージが表示されます。
【標準メッセージ】
「正常最小値/正常最大値を超えています。」
正常最小値/正常最大値範囲外メッセージ
ここで指定したメッセージを表示します。
外部システム連携
連携可否
チェックすると自動帳票作成の対象になります。 自動帳票作成についてはManagerマニュアル「自動帳票作成」を参照してください。
タブレット上での編集可否
自動帳票作成の対象クラスターを、i-Reporterアプリで編集可能にする場合はチェックします。
時刻計算方式
V6.3.19120バージョンから、「時刻計算方式」設定が追加となりました。この設定によって、下記の設定項目とデーターの入力値の仕様が変化します。
時刻計算方式
【分単位までの時刻計算】 V6.3.19120より過去のバージョンのDesignerと同じ仕様で設定が行えます。「入力タイプ」を「Formatted」に設定すると、時間単位、または、分単位の設定が可能になります。時刻計算結果の入力値は分単位で保持されます。
【ミリ秒単位までの時刻計算】 「入力タイプ」の設定内容に関わらず、時間単位、分単位、に加えて、秒単位、ミリ秒単位の設定が可能になります。分単位、時間単位の設定に関しましては、「分単位までの時刻計算」とは仕様が一部異なります。時刻計算結果の入力値はミリ秒単位で保持されます。 こちらの設定を行った帳票定義は、V6.3.19120より過去のバージョンのiOS版アプリではお取り扱いできませんのでご注意下さい。
ミリ秒単位までの時刻計算は、iOS版のみの対応です。Windows版アプリの場合は「分単位までの時刻計算」を設定して下さい。
時刻計算方式を「分単位までの時刻計算」に設定した場合
V6.3.19120より過去のバージョンのDesignerをご利用の場合もこちら
入力タイプ
【Numerical】 分単位の数値で時間を表示します。単位を付けたい場合は「接尾文字」に指定してください。 (260分、など) 【Formatted】 時間と分をわけて表示します。(2時間30分、12h 15mなど) こちらを指定した場合、パラメーターの数値を次の「時間単位」「分単位」のどちらで扱うかを選択します。
時間単位
パラメーターの数値を1時間単位で扱います。「最大値」「正常最小値」「正常最大値」には、整数値のみ入力できます。
(例:「最大値」に「24」を指定すると、最大値が「24時間」になります。)
分単位
パラメーターの数値を1分単位で扱います。「最大値」「正常最小値」「正常最大値」には、整数値のみ入力できます。
(例:「最大値」に「1440」を指定すると、最大値が「24時間」になります。)
【Formatted】を指定した場合、単位、書式の設定に関わらず、時刻計算結果の「入力値」は「分単位」の数値で保存されます。 (例:アプリで計算結果が「1時間30分」となった場合、「入力値」は「90」として保存されます。)
時刻書式
時間と分の表記を指定します。【時間/分】、【colon】、【h/m】のいずれかから選択します。
【入力タイプ / Formatted】の場合のみ指定できます。
接尾文字
数値の後に表示したい文字列を指定します。(例:時間、分など)
【入力タイプ / Numerical】の場合のみ指定できます。
時刻計算方式を「ミリ秒単位までの時刻計算」に設定した場合
入力タイプ
【Numerical】 数値で時間を表示します。時間単位、分単位、秒単位、ミリ秒単位のうち、選択した単位に応じて扱う数値の単位が変化します。
(例)最大値の設定を「15」に設定した場合、
時間単位 → 15時間の意味
分単位 → 15分の意味
秒単位 → 15秒の意味
ミリ秒単位 → 15ミリ秒の意味
時刻計算結果に単位を付けたい場合は適切な「接尾文字」を指定してください。 (15分、15時間など) 【Formatted】 「時刻書式」で設定した書式で時刻計算結果を表示します。
入力タイプの設定内容に関わらず、単位設定が行えます。
時間単位
パラメーターの数値を1時間単位で扱います。「最大値」「正常最小値」「正常最大値」には、整数値のみ入力できます。
(例:「最大値」に「24」を指定すると、最大値が「24時間」になります。)
分単位
パラメーターの数値を1分単位で扱います。「最大値」「正常最小値」「正常最大値」には、整数値のみ入力できます。
(例:「最大値」に「1440」を指定すると、最大値が「24時間」になります。)
秒単位
パラメーターの数値を1秒単位で扱います。「最大値」「正常最小値」「正常最大値」には、整数値のみ入力できます。
(例:「最大値」に「86400」を指定すると、最大値が「24時間」になります。)
ミリ秒単位
パラメーターの数値を1ミリ秒単位で扱います。「最大値」「正常最小値」「正常最大値」には、整数値のみ入力できます。
(例:「最大値」に「86400000」を指定すると、最大値が「24時間」になります。)
入力タイプ、書式の設定に関わらず、時刻計算結果の「入力値」は「ミリ秒単位」の数値として保存されます。 (例:アプリで計算結果が「1時間30分」となった場合、「入力値」は「5400000」として保存されます。)
時刻書式
時刻の書式を指定します。時刻書式の選択肢は時刻クラスターと同一です。 (HH:mm:ss、HH時間mm分ss.000秒など)
【入力タイプ / Formatted】の場合のみ指定できます。
計算対象となる時刻クラスターと時刻計算クラスターの時刻書式は単位が合うように設定して下さい。時刻クラスターがミリ秒単位で、時刻計算クラスターが分単位など、単位が不一致の場合は時刻計算結果を四捨五入したうえで余分な単位を切り捨てます。
接尾文字
数値の後に表示したい文字列を指定します。(例:時間、分、秒など)
【入力タイプ / Numerical】の場合のみ指定できます。
計算対象クラスターをクリックで指定するには
パラメーター設定で計算式を指定する方法のほかに、帳票のプレビュー画面上でクリックして計算対象を指定することもできます。
【手順】
時刻計算クラスターを1つだけ選択します。
右クリックメニューから「時刻計算クラスター選択」を選択します。
選択していたクラスターが時刻計算クラスターで なかった場合、そのクラスターを時刻計算クラス ターに変換するか、確認のメッセージが表示され ます。
計算対象とする2つの時刻クラスターを順にクリックして選択します。 最初に選択した時刻クラスターが引き算される側(左項)で、2回目に選択した時刻クラスターが引き算する側(右項)となります。
選択した時刻クラスターが計算式に設定されます。
対象クラスターの選択を中止する場合は、右クリ ックメニューから「時刻計算クラスター選択 モー ド解除」を選択します。
最終更新